TeXを使ってみませんか?

以下、TeXの布教に関するお話です。

TeXとは、 数学者でコンピュータ研究者のドナルド・クヌースによって開発された、組版処理系ソフトウェアのこと。日本では、TeXのことを「テック」と呼んだり「テフ」と呼んだりする。

理工系出身の学生や、経済関係出身の学生なんかは、使ったことがあるかもしれない、代物ですが一般的に利用されるようなものじゃない。
なぜかというと、このソフトはマークアップ処理系のソフトなので、HTMLとかみたいに、文章の構造を決める命令をがしがし書いていかないといけない代物で、非常にとっつきにくい。Wordのような、WYSIWYGとは対極にある。

で は、理工系の学生や経済関係出身者はこのソフトを使うかというと、きれいな数式が書けるから。もちろん、WordのようなWYSIWYGでも書こうと思え ば書けてしまうが、複雑な式ともなると、非常に大変である。慣れてしまえば、圧倒的にTeXのほうが数式を書いたほうが、早い。

私も工学部 出身で、このTeXを利用していた。論文を書くときは、Linux上で、Emacs+YaTeXでTeXソースをがしがし書いて、dvi2psして PostScriptプリンターにlprしていた。おかげさまで、いまだにWord嫌いが直りません。使い方もよくわかってません。

TeXのよいところはフリーソフトで、TeXをベースにいろいろ拡張された新しいソフトウェアががんがん出ていて、それらを使うことで、オリジナルのTeXよりも楽に記述できたりする。LaTeXなんかは、論文書くのにすげー便利だったなぁ。
いわゆる、論文スタイルの文章は、馬鹿な記述をしても、論文らしく見えてしまうしw
(とはいえ、中身が馬鹿なのにはかわりない)

さて、なんで今TeXの話を持ち出したかというと、今日、会社へ行っていたんです。んで、車の中で音楽をがんがんかけながら移動してたんですが、ふと思った。
TeXで楽譜って書けるんだろうか?

家に帰って調べてみた、結論から言うと書けるらしい。
それどころか、TeXでかかれた楽譜をMIDIに変換もできちゃうらしい。
つーことは、着メロとかにも変換できちゃうってこった。

なんかすごいね。

TeXっつーのは、マクロとよばれる拡張命令をパッ ケージングした、マクロパッケージを入れることで、いろいろな組版が出来るようになる。数学関係では、AMS-TeXなんかが有名だし(AMSとはアメリ カ数学学会だったかな)、化学関係だと、通称「ケミテフ」なるマクロパッケージが存在する。(でも化学関係は、TeXなんかより、WYSIWYGが主流ら しい。複雑な構造を書くのはやっぱ、WYSIWYGなんだそうだ)

TeXはあくまで、紙に印刷することを前提に考えられているので、TeXでインタラクティブコンテンツを作ろうとか、そういうのには向かないっつーか、無理がある。が、文章をWeb化したりするのは、比較的楽なほう。
上に書いた、TeXからMIDI変換もマークアップ処理系だから、比較的楽に変換ユーティリティーが作れるわけだ。

ちょいと、TeXの楽譜でなんか書いてみて、遊んでみようかしら。