統一地方選挙から一夜明けて我思ふ

本当は昨日の晩のうちに、書こうと思っていたんだけど、思いのほか眠くて、すっかりお休みモード。
おかげでF1も見れませんでした。。。スカパー入ろうかな・・・

さて、一晩経過したこともあって、統一地方選挙の結果と分析が各誌で行われてますが、正直に言うと予想とは違っていた。

どこの知事選も、現職強しの結果が出ていて、現職が出ているところでは接戦となったところは皆無。
新聞紙上では、どこも対立軸がはっきりせず、知名度で有利な現職が完勝する結果となった、とある。

その中で、朝日新聞に気になるデータが出ていた。
どういうデータかというと、有権者の6割強が大きく変化を望んでいるが、変化を望む人の投票先を調べると、5割が現職候補に流れているというもの。
朝日には、”変化望む「芽」 受け皿候補は不在”とうっているが、原因はそうじゃないと思うんだな。

有権者を政治意識でわけるとき、支持政党があるか、無党派かで分けることが多いけど、もっと細かく見ていくと、以下のように分別できるんじゃないだろうか。
1.支持政党があり、積極的に支持政党へ投票する人
2.支持政党はあるが、あまり投票に関心がない人
3.嫌いな政党があり、そこ以外ならどこでもいいと投票をする人
4.無党派ではあるが、積極的に政治に関心を持ち投票をする人
5.無党派であり、政治にも関心は薄いが、なんとなくで投票をしちゃう人
6.まったく政治に興味がなく、投票すら行わない人

1と2は、支持政党ありの層として扱われ、3~6が無党派層と呼ばれている。非常にいい加減な分け方である。
無党派層の拡大により、無党派層をいかに取り込むかが、選挙戦略の重要な鍵となっている、と言われて久しいものだけど、実に日本は5に相当する人が多いんじゃないかと、思ったわけです。

いわゆるタレント候補と呼ばれる、メディア露出が多く、政治経験も薄い芸能人が、選挙に出ては多くの票を獲得している事実がこのことを物語っているんじゃなかろうか。

人の行動心理として、まったく知らない人間よりは、なんかしら名前を見たことがある、顔を知っている人間のほうが、なんとなく安心できる。そういったことが働いて、なんとなく投票をしてしまう5の層は、なんとかならんものか。

かつて、森喜朗は「無党派は寝てくれればいい」と言ってしまったばっかりに、マスコミバッシングを浴びて、選挙前に総理職を辞職する羽目になってしまったが、あながち間違ったことでもない、と私は思っている。
1票の責任の重さを理解していない、有権者が多すぎることは、非常に不安を覚える。

ついでに
選挙の投票は、参政権を持つ国民が、政治に介入するチャンスであり、いわば義務だと思っている。
投票をしない人は、その責務を放棄しているわけで、政治にぐだぐだ文句を言う権利を同時に放棄しているのに等しい行為であることを認識すべき。
そういう人は、社会の”ただの”歯車となって、文句言わずに生きなさい。

ここからは、神奈川県に特化した話、長くなるっぽいのでExtend 


はじめのほうで、予想とは違っていたと書いたが、圧倒的な大差で現職の松沢氏が当選してしまった。
結果は、以下のとおり。

2,008,335  松沢 成文  無所属・現職
 627,607  杉野 正  無所属・新(自民県連推薦)
 561,906  鴨居 洋子  無所属・新(共産推薦)

投票率は47.04%でした。

現職強しの風が、一番色濃く出たのが神奈川県。その結果が、上のとおりで、本当に圧倒的な差になってしまった。
私個人は、杉野氏を押していただけに残念な結果であるとしかいえない。

杉野氏は、また政治舞台に挑戦してくるであろうと、勝手に期待するとして、どういう人か簡単に説明しておく。
大学卒業後から普通のサラリーマンであった人だけど、2002年に当時の長野県知事、田中康夫が赤字に苦しむしなの鉄道の経営再建の相談をHIS社長の澤田氏に相談して、そのときHIS社員だった杉野氏が、澤田氏の推薦もあって、しなの鉄道の社長に就任する。
就任からわずか2年で黒字転換したことから、信州のカルロスゴーンと呼ばれた。本人曰く、プロのサラリーマン。
その実績をかわれ、埼玉高速鉄道の社長に向かいいれられる。すなわち財政再建のスペシャリストである。

はっきり言って、東京以外の地方自治体は、どこも財政状況は悪い。神奈川も例に漏れず悪い。
松沢氏も財政関係には、そこそこではあるが、杉野氏のほうが期待を持てる。私が押すのはここの理由が大きい。

以前、埼玉高速鉄道を再建する杉野氏を追った、ドキュメンタリーたっちの番組(ガイアの夜明けかな?)が放送されていて、たまたま見ていたんだけど、 そのとき思ったのが、「このおっさん、なかなかやりおる。そして経験をプラスに出来る人だ」ということ。
財政再建のスペシャリストと言われているけど、財政再建の中軸に位地するのは、無駄な人員を省く。すなわちリストラなわけだけど、当然職員と対立するわけだ。なんとか人員削減を断行するんだけど、そのとき言った言葉だったと思うけど、「真正面からやりすぎた。次同じことをするのなら、もっとうまく出来る」だったかな。こんな言葉で放送は終わったと思うんだけど、出来る人だという印象。

この後、何をするのかはわからないけど、是非政治の表舞台に立ってもらいたい優秀な人だとおもっている。

さて、もう一人の候補は、共産推薦の人だけど、推薦っつーか、共産党そのものなんで、私と思想が合うわけもなく、マニフェストも相容れない内容。というわけで、どうでもいい。

では、最後に松沢氏について書こう。
松沢氏のマニフェストは、杉野氏のマニフェストと比較しても、とりわけ差がない。
したがって、現職の知名度と実績が評価されて、当選したとも言えるわけだが、実績のなかでも評価をマイナスとせざるを得ないものがあるのも事実。
一番の例は、ゲームの有害図書指定に関するところ。
ゲームの有害図書指定に関しては、ぐぐればいくらでも資料やらなんやら出てくるので、ぐぐれ。

この件に関して言えば、認識がずれているし、運用方法もだめだし、はっきりってだめすぎ。積極的に推進したのは、松沢氏の思い込みに過ぎないところによる、と思っている。なのでこの人はダメ。の評価を私は出している。

根拠もなく、思い込みだけで条例を作ってしまう危険性があり、妥当な検証もせずに、動き出してしまう可能性が強い人だと思う。
松沢氏は私の監視対象の一人である。

今後4年間は、監視を続けないといけないかと思うと、涙が出てくるな。