長崎市長暗殺事件の話

長崎市長が暗殺されて数日、後任候補として娘婿が出るようで、この時点で大勢が決してしまった印象。

公職選挙法では、選挙期間中に候補者が死亡した場合、代わりに候補者が立てられる仕組みがあるんだとか。補充立候補出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この事件で犯人が朝鮮系の人物だという話が出ているが、この件に関してはどこから出た話なのかが、いまいち釈然としないので、ふれないでおく。

さて問題は、テレビ朝日がほこる、夜のプロパガンダ枠、もとい夜の報道枠である、”報道ステーション”であるが、事件のあったその直後の放送で、犯行声明が報道ステーション宛に届いた、と報じた。
この件は、かなり対応のまずさが如実に現れてしまったわけです。

ここで、今わかっている事実関係を整理すると
封書は、17日午前、報道ステーションのスタッフルームに届き番組スタッフが夕方に開封した。
番組スタッフは、単なる長崎市長に向けた抗議文であると推測し、放置。(ここは怪しい、犯行声明だと思ったのかもしれない)
番組直前に長崎市長銃撃される。
報道ステーション放送中に、犯行声明が報道ステーション宛に届いたと、報じる。
番組放送中に犯行声明が届いたのなら、なぜ警察に届けなかったのかと、苦情が多数よせられる。
翌日の放送で、犯行声明ではなく、抗議声明で受け取ったのは夜でしたと釈明。
19日、警察からの任意提出をテレビ朝日は、第三者のプライバシーに関わるとし、提出を拒否。県警の差し押さえ令状により、郵便物を没収
以後、郵便物の件には触れず。

こんなところ。郵便物が没収されたといっても、どう考えたって、コピーは保持しているだろう。常識的に考えて。
なので、全文公開しようと思えば、できるはずである。
しかし、報道ステーションはそれをしようとはしない。
なにか、裏があると考えるのならば、やはり郵便物は犯行声明であったんじゃないか?という疑いが強くなる。

この件で、報道ステーションが謝罪じみたことをしたのは、犯行声明ではなく抗議声明でした、だけである。
事実関係を並べて受ける印象としては、テレビ朝日は単独のスクープで、喜び勇んだが、視聴者からの抗議によって、対応の失敗に気づき、初期対応のまずさから、もみ消しを図ろうとしているように感じる。

時期的にどうしても対比してしまうが、バージニア工科大での事件では、NBC宛に犯行声明が送られていた。これは、犯行後に郵便物が到着しているから、通報も出来ないが、対応の違いがしっかり現れている。

犯人から送られたビデオテープは、警察提出前に放送したことで、苦言は呈したものの、すぐに警察にビデオテープを提出。
プライバシーがどうのこうの、言わずに警察に提出。これがあたりまえだと思うが。
任意ながらも、事件資料となりうる重要なものを、警察に提出を拒否するとは常識を疑う

どうもマスコミというのは、批判することは得意でも、批判を受け過ちを認めるということは、苦手のようである。