スクウェア・エニックスがユービーアイソフトと国内独占販売契約を締結

本日付でこんなニュースがやってきた。
これで日本国内におけるUbi製のタイトルは、
発売元:Ubi
販売元:スクウェア・エニックス
が基本となるとのこと。

プレスリリースを見る限りでは、既存タイトルに変更はとりあえずなさそう。

さて、PCゲーマーとしては気になるところがある。
まずUbiの日本法人は、英語版に日本語のマニュアルをつけてPC向けパッケージを販売している。流通量はさほど多くはないが、パソコンソフトを置くような家電量販店でも買えたりする。ただし、販売期間はそれほど長くはなく、市場から消えるのは早い方で、時を経て廉価版をイーフロンティアが販売することもある。これが現在UbiのPC向けタイトルの基本。

スクエニがPC版をどのように扱うかは、現状では定かではないが、チャネル強化という意味会いでPC向けラインナップを強化するかもしれない。これは楽観的見方。悲観的な見方をすると、スクエニがPC向けを無視することも考えられ(マーケットが極端に小さいという理由から、十分考えられる)、その場合は従来通りの流通に落ち着く可能性が高い。

最悪のケースは版権ブロックを行うこと。
この最悪のケースの場合、日本からUbiのPC向けタイトルの流通が止まり、輸入代理店経由でしか購入できなくなる可能性もある。

あまり悲観的なことばかり書いても面白くないので、日本のPCゲーマーにとって幸せになれるかも知れない可能性を書くと、スクエニがPC向けラインナップを強化するとすれば、Ubiタイトルをちゃんとローカライズすることになるんじゃなかろうか。あくまでスクエニは販売のお仕事で、ローカライズの仕事はUbiが行わないといけないのだが、販売側の圧力で「ローカライズがんばれよ」ということになれば、ローカライズされたタイトルが増える可能性はゼロではない。まー厳しいだろうけどね。

今回のプレスリリースの中心となるのは、おそらくコンソール向けのタイトルであろうし(流通量からして)、PC版の話はどうなるかまったくもって不透明であるから、しばらく様子を見てみないとどうなるかわからないが、まとめると

↑幸せ
パターン1.ローカライズされたタイトルが長く流通され、価格据え置き
パターン2.従来通りだが、実はSteamで北米版が買えるようになったり
パターン3.ほんと従来通り
パターン4.版権ブロックによりパッケージが買えない、Steamでも買えない
↓不幸

以下、プレスリリース

http://release.square-enix.com/news/j/2009/01/20090108_01.html
スクウェア・エニックス、仏大手ゲームソフトメーカー
ユービーアイソフトと独占販売契約を締結
世界市場における、ゲームパブリッシャーとしてのプレゼンスを強化

株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:和田 洋一、以下スクウェア・エニックス)は、このたび、仏UBISOFTグループの日本法人であるユービーアイソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:スティーヴ・ミラー)と同グループのゲームソフトの日本における独占販売契約を締結し、2009年4月より、当社が取り扱いを開始することに合意いたしました。

スクウェア・エニックスは、世界的に合従連衡が進むゲーム産業において、世界市場におけるゲームパブリッシャーとしてのプレゼンスをさらに強化する目的で、2008年より他社ゲームソフトのパブリッシングを開始し、商品ラインナップの拡充に取り組んでいます。国内では、昨年12月に、海外ゲームの国内販売第一弾として、英フロンティア・ディベロップメンツのWiiウェアTM向けゲーム「ロストウィンズ」の販売を開始しており、今回の仏UBISOFTグループとの提携も
こうした取り組みの一環となります。

今回の提携に際し、スクウェア・エニックス 代表取締役社長 和田 洋一は、以下のように述べています。
「世界のゲーム市場は、地域・顧客層の広がりを背景に持続的な成長が見込まれています。こうした中、国内外で高い評価を得ているゲームソフトを多数保有するUBISOFTグループとの提携を通じて、海外の良質なゲームの国内普及と国内ゲーム市場の活性化を図るとともに、世界市場におけるパブリッシャーとしてのプレゼンスを強化してまいります。」

なお、販売予定のゲームソフトについては、今後の発表をお待ちください。

<ご参考>
UBISOFTグループおよびユービーアイソフト株式会社について
UBISOFTグループは、マルチメディア及びエンターテインメント製品およびソフトウェアの開発・販売をワールドワイドに展開する国際企業です。ソフトウェアエンターテイメント業界で圧倒的なクオリティーの高さを示し、全世界でミリオンセラーを記録している「ゴーストリコン」および「レインボー・シックス」シリーズに加えて、「プリンス・オブ・ペルシャ」や「ファークライ」、「アサシン クリード」などで知られています。