人が歳を取ったと思う定番どこ

 小さい子供の頃テレビに映っている有名人は、身近な大人よりどこか立派な大人の人というイメージがついていたものだ。しかし気づくと、若いアイドルと自分が同世代となったかと思えば、数年後には明らかに年下のアイドルがテレビに映っていて、ああ歳を取ったんだなと自覚する。この経験は私だけじゃなくて、私より上の世代も同様であると思う。私より下の世代はわからん。

 新しい世代が社会に出てくる事で、社会の先輩共は得てして分かりきった質問を投げかける。「新人の君は何年生まれなの?」と。大卒社会人1年目なら逆算してだいたい生まれた年なんてわかるようなものだが、いやわかっているのだが、それでもあえて聞くのだ。自分が歳を取ったと自覚するために。

 若い人からすれば、「何このウザったい質問は、意味あんの?」と思うかもしれないが、10年後自分が下の世代にやはり同じ質問をするようになると気づくのは少数かもしれない。

 世間一般的には10年区切りで世代を区切る。団塊の世代やら、ベビーブーム世代やら。しかしこれだけ社会の流れが早くなった昨今、10年で一区切りにしてよいものだろうか。同じ0年代と言っても、前半と後半ではだいぶ社会が異なるように思える。同じ感覚はもっと昔にも存在したかもしれない。だがあまり小分けにしても意味が無いとの理由で社会的なコンセンサスが得られなかったのではないかと思うが、今ならそのコンセンサスも得られやすいのではないか。

 さて、今年は2011年である。アイドルと呼ばれる子供たちの年齢下限を12歳と設定すると、来年か再来年あたりに21世紀生まれのアイドルが闊歩しているわけである。そして、おっさん/おばちゃんはこう思うわけである、「歳をとったな、と」。