[読書感想文] 本好きの下剋上 (なろうWeb版)

どうも私です。

前回のエントリーから一月以上経ってしまいました。というのもルーターが壊れて、大変だったというのもあるんですが、前回のエントリー以降も小説家になろうを読みあさっていた結果、間が空いてしまいました。

というわけで、今回も小説家になろうからピックアップしたタイトルの感想を書こうと思います。

概要

全体で5部構成になっており、今年の春に本編は完結しております。個人的には、現時点で小説家になろう内で一番好きなタイトルかもしれません。以前紹介した、「無職転生」よりもこちらの方が好きかなと思います。

現在書籍では第3部の12巻まで出版されておりますが、非常に長いです。たぶん半分折り返したぐらい。

というのも、すでに完結しているなろう版では、文字数が500万を超える長編になっており、読むのにすごく時間がかかりました。わりと一気に読んだ関係で、1週間程度で読了しましたが、仕事が手につかなかったという問題も合わせて発生。非常に大変でした。

あらすじに思う

異世界転生もので、ファンタジーな世界なんですが、いわゆる一般的に想像されるファンタジー世界とは異なる世界観をもっています。魔方陣やら魔力やらがお話しに出てきますけど、ファイア・ボールやアイスランスが飛び交う戦場で、モンスターを倒す冒険譚とは異なります。

さて、主人公は極度の「本好き」で本を読むためには手段を選ばないというキャラ設定で、まわりがそれに振り回されていくという流れが基本にあります。

本が高価で、一般に出回らない、転生した庶民には手に届かない、そんな世界において、「本がないなら作ればいい」という発想の元、幼少期から本作りに全力を出すわけです。

第1部では、貧乏な兵士の娘に転生し、平民の娘として
第2部では、貴族に準ずる青色巫女見習いとして
第3部では、領主の娘として、神殿長の地位として
第4部では、引き続き領主の娘・神殿長として、貴族院での話
第5部では、貴族院からの、最終的に王よりも格上の存在に

とサブタイトルにある下克上を意図せず成し遂げていきます。

読了につき、各種の感想を拝見してみましたが、どうやら勘違いをしている方が多いようで。

というもの、全編を通して本作りが重要なファクターを占めていますが、あくまで本作りは目的を達成する手段であり、本作り自体は目的ではありません。主人公にとって「本を読む」事が目的であって、「本作り」は誰が行ってもよいわけです。そこを勘違いしてる人多いね。

そして、最も重要な事ですけど、このタイトルの最も重要視しているテーマは「家族愛」であって、「本」ではありません。ここ、ほんと重要。テストに出ます。

2部の最後などは、かなり泣けます。4部の最後の方もいいと思います。

とは言え、4部以降の貴族院の設定はちと微妙で、随分と子供の行動が重要視される世界ですねっつー印象は拭えません。これは子供が活躍する世界では、大人の影響力が相対的に下がってしまうという弊害とも言えますが。正直こればかりは不満です。

物語は長いですが、文章自体は読みやすく、笑える要素もあり、主人公がかわいらしく描かれていて、全体的には好印象です。

未読の方には是非お薦めしたいところです。

本好きの下克上
http://ncode.syosetu.com/s9019b/

と言ったところで、今日はここまで。