W杯三昧な私です、ども。
日本は辛うじてGL突破したと言うことで、めでたいわけですけど、どうにも満足いく試合にならないですね。
と言うわけで、今日はGLの3試合を振り返ってみます。
前回のエントリーに引き続き、サッカーの話題を書こうとしている私です、ども。
事前の予想では、香川はレアル戦に出すために、ノリッジ戦を外れるんじゃないかなんて言われてましたが、実際には先発でしたね。まったくガム爺が何考えてるかよくわかりませんね。
ちょうど同じ時間に、サッカーの上手なブロガーこと吉田麻也が所属するサウサンプトンとQPRの試合があり、珍しく朴智星が出ているということで、そっちを見ようと思ってたんですが、香川が先発したということで、急遽ユナイデットとノリッジの試合に移動したんです。これが私にとって正解でしたね。
ユナイデットというよりは、EPL全体的に言えることですが、彼らのサッカーっていうのはどちらかと言えばパス主体ではなく、個人技主体でサイドからの攻撃に主軸を置くってのが一般的です。それが特徴の1つといえるんですが(もう1つの伝統的な戦術はキックアンドラッシュ)、それが見ていてつまらない糞サッカーを感じるわけなんですね。
もちろん、そういうサッカーがお好みという国民もいます。イギリス人がそうであるように。
ですが、現在のサッカー界で言えば、パスを繋いで相手を崩していくというスタイルが主流になってきているという印象が強いんだと思います。最たる例がスペインのバルセロナですね。tiki-takaと呼ばれるサッカーのプレースタイルの1つがもっとも先進的と言われいたりします。
実際に、代表的な使い手であるバルセロナやスペイン代表はそれで結果を残しているわけです。
バルセロナの選手を見ると、大型の選手は少なく、むしろ小柄な選手が多いんですね。(ま、あたりは強いんですけど)なので、世界的に見れば小柄な部類に入る日本人は、パスサッカーを目指していくべきという意見は昔からあるわけです。
その結果の1つとして、日本女子代表が挙げられるんじゃないですかね。女子W杯で優勝した時、彼女たちはバルセロナの選手のようだ、と評されたのが物語っています。
で、話は香川という選手になるわけですが、そのパスサッカーを志向してきた日本サッカー界から排出された、やはりパスサッカー向きの選手という事になるんですが、サイドアタックを主体とするユナイデットにフィット出来るかってのが、移籍直後の懸念でした。
シーズン前半、ユナイデットとしては香川をトライしていましたが、それまで香川がプレイしていたスタイルとは大きく異るわけで、更にはEPLのあたりの強さにフィットしきれずに、評価を落としていったわけですね。
更に言うと、ユナイデットの選手は足元へのボールを要求することが多く、オフザボールの動きで空いているスペースに走りこむような動きをする選手がいないというのも、香川がフィット出来なかった原因の1つと考えられます。
香川が出る試合では、パスサッカーを試行していたようにも見えますが、如何せんいままでそういうプレーをしていなかった選手たちなので、なかなかうまく行きません。とは言え、結果を残さないといけないチームですから、従来のサイドアタック主体の攻撃で結果を出しつつ、香川システムと言えるような4-2-3-1でのパスサッカーをトライしていくという感じだったんでしょうね。
ここ数試合、香川は試合に出ていませんでしたが、練習では引き続きトライしていたんだと思います。
ノリッジ戦では結果が出ましたが、ユナイデットとしてはオプションとしてのパスサッカーなのか、今後の主体にしていきたいのか、よくわかりませんね。ガム爺の事だし。今シーズンもまだまだあるので、今後をチェックですね。
拾い物のGIFで。
1点目。普通の選手なら左足でガツンと行くところですが、香川は右足のアウトでニアを抜いてます。どうも海外では、これがミスキックだと思われているようで、あまり評価が高くありません。
2点目は、キャリックの縦パスをルーニーが収めて、自分でも行けそうでしたが、中央に走り込んだ香川にパス。香川は相手DFとGKの動きを見て、逆に流し込む感じでゴール。
こちらは、なかなか評価が高いようで、ゴールまで恐ろしいまでに冷静だと評されてました。
3点目は、実に香川らしいゴールと言えるかと思います。ドルトムント時代によく見ることが出来たパターンですね。
EPLの普通の選手なら、ダイレクトにシュートを狙っていくような場面。フェルナンド・トーレスなら、2タッチでGKまで交わして無人のゴールを外すような場面です。
3点目のようなゴールが多く見られるようになると、香川も成長したなと思えるんですけどね。
今シーズンはよく海外サッカーを見ている私です、ども。
先日のミラノダービー、長友の出来はすごく悪かったんですけど、後半で同点となるアシストを決めて、辛うじて及第点を得られるかなーって感じだったんですね。問題は、アシスト後に自ら交代を申し出て、負傷退場したんですね。
で、その診断の結果、半月板の損傷ということが判明。復帰まで少なくとも一ヶ月を要すると見られています。
長友の長所は、尽きないスタミナと、落ちないスピードなんですが、スタミナはよいとしても、スピード面で怪我の影響がでないといいんですが、心配です。
半月板を負傷した選手といえば、本田圭佑もそうなんですが、彼、スピードが本当にないですからね。
ま、私はニワカなんで、戦術の細かいところはわかりませんが、今シーズンの長友は、主に左SBに使われることが多いんですが、左SHで使われたり、右SBで使われたりと、さらにはゲーム中にそのポジションを何度も変更になるなど、ユーティリティプレイヤーとして重宝がられている面があります。
ポジション変更が多い時で、右SB->左SB->左SHとサイドを中心にポジションが移っていく事も多々あったり。
ただ今までの試合を見ていると、やはり左SBでのプレイが一番しっくり来るんだと思います。
さて、気になることなんですが、今シーズンの長友は左サイドを上がったら、クロスを上げるという選択肢以外に、PA内にポジションをとるという事が多いんですね。そう、中に入っていくんです。
さらに、すぐに戻るわけではなく、高い位置をキープし続ける事もよく見られます。
インテルの選手は運動量が少ない選手が多いですから、攻撃時に前線のプレイヤーが不足しがちなので、それを補おうとする監督の作戦なのかなと思っていますが、如何せん長友が上がった後に空いたスペースが狙われて、崩されて失点というケースも少なからずあるわけですね。
当然、攻撃にはリスクはつきものですが、スペースを埋めるように守備面の意識も持ってもらいたいですね。
で、前線に駆け上がって、PA内でポジションを取るといった動きが多くなった長友ですが、如何せんポジショニングが悪いです。そもそもFWでもないので、仕方ないのかもしれませんが、ポジションが被ったりする事が多いですね。
私としては、長友は高さはないわけですから、PA内に陣取るよりは、サイドからのクロスだったり、カットインからのシュート(またはシュート性のクロス)を磨いたほうがよいんじゃないかなと。
少なくとも、W杯予選のヨルダン戦は招集を見送ってもらいたい。さすがに間に合わないと思うんだ。
ユベントスとのイタリアダービーは、ギリギリのラインっぽいけど、怪我の箇所があれだけに、無理に使ってほしくはないですね。
しかし、インテルの野戦病院化はひどいものがありますね。困ったものだ。
[時事通信] 南米選手権、日本が辞退伝える=アルゼンチン協会に書簡-サッカー
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011051700149
二転三転して、結局は辞退することに。
ざんねんだわー
元々、「南米連盟はフルスペックの代表で来いよ!」って言ってたわけだけど、フルスペックの日本代表って遠藤を除くと海外組なんだよね。日本サッカー協会は、震災前の段階で、いったいどんな人選をするつもりだったのだろうか。
まー不参加で最終決定であろうから、この事にグダグダ言っても仕方ない。
海外組はコパ・アメリカの期間、チームを固める重要な次期であるし、Jリーグはシーズン中だし。
日本サッカー協会協会に選手招集の強制力はないし。
選手が集められないんだから、3軍のような日本代表で参加しても意味は薄いしな。というか招待されてそれは失礼だ。
で、この件に絡んで、注目されるニュースといえばこれ
[スポーツ報知] 宮市、来季アーセナル!ベンゲル監督呼び戻す!
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20110516-OHT1T00275.htm
記事中にもあるけど、18歳の宮市はアーセナル所属ではあるのだけど、就労ビザの関係でアーセナルに合流が出来ない。そこで、フェイエノールトにレンタル移籍に出して、経験を積ませようという方針だった。
さらに、コパ・アメリカに送り込んで、さらにビザが下りるように実績を積む算段だったわけだが、日本代表がコパ・アメリカ不参加の空気を漂わせていたなかで、今後について検討を重ねていたようである。
フェイエノールト側は、宮市亮のレンタル延長を、希望していると伝えられている。しかし、金銭面でアーセナルは結構ふっかけているという話も漏れ聞く。いろいろともめているんだろうなとは思っていたわけだが、コパ・アメリカ不参加が決定した事は、アーセナル側としてはマイナス材料となって、フェイエノールト有利の交渉になり、宮市亮は来季もフェイエノールトでプレーするものだと瞬間的に思った。
ところが、アーセナルのベンゲル監督は、宮市亮を来季使うつもりらしい。
まじかよ…
本当に使うのかよ…
飼い殺しにしてしまうんじゃないのかよ…
構想としては、「中盤の右にイングランド代表MFウォルコット、左に宮市を配備し、スピードある両翼で相手をズタズタに引き裂く。両ウィングを走らせるのがセスクで、決めるのはファンペルシー。」という感じらしい。
まー夢は広がるんだけど、宮市亮のプレーを見ていると、まだまだな感が強いから、実際問題プレミアでプレーできるのか心配なところではある。
宮市亮がフェイエノールトでプレーしていた動画をチェックするに、スピードはある。トラップもうまい。がクロスがまだまだダメ。レベルの高い選手に囲まれて練習してレベルアップするというのも考えられるけど、やっぱり試合に出て経験を積んでほしいよねー。期待の大きい選手だし。
まー宮市亮のアーセナル復帰?はまだ最終決定ではないから、実際どうなるかわからんのだけど、今後の宮市亮に期待だ。